『け・い・し』の子ども

上妻小学校の校歌に「石ぶみ不覚きざまれし　名も高山のいさおしを　村のかがみとあおぎみて　はげめ世のための人のため」とあります。これは、高山畏斎先生のことを謳ったものです。
　高山畏斎先生は、1727年（江戸時代）に上妻郡津ノ江村に高山久右ヱ門の長男として生まれ高山金二郎という名だったそうです。上は、矢部川の花宗井堰の北側にある貧しい農家であったということです。
金次郎は、小さいときから聡明で、本を読むことが大好きで勉強家でした。父に買ってもらった四書の古本を日夜怠ることなく学んだそうです。金次郎は32～33歳の頃、大阪の希斎先生のところに勉学に行くことになりました。そして、普通の人なら5年6年もかかる学問を4ヶ月足らずで終えて帰郷し、号を「畏斎」と称して私塾「高山塾」を自宅に開きました。この畏斎先生の名声を聞いた人々が、ぞくぞく近郷から集まってきて教えを受けました。

　畏斎先生の教えは、「人は勉強しなければだめだ。学問とは、生命の理、日常の努め、古今治乱興亡の事跡など、何もかも知り尽くしてその知識を活用することである。書物にとらわれたものでなく、生きた学問をせよ。」といったものだったそうです。

　畏斎先生は久留米藩の儒員であった58歳の時に亡くなられています。

その後、畏斎先生の高弟一同が畏斎先生の長子を支えて、畏斎先生の志を継いで塾の存続を図っていました。この塾の評判を聞いた奥睦仙台の志村東洲先生が高山塾に来遊されて、「継志堂」と名付けられたということです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　参考文献：「継志堂物語」山口光郎　著

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学校紹介 　　　　　　　　　

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上妻小学校　沿革史

明治 9年	1876	津江小学校を津江後ノ江に創立
明治22年	1889	上妻小学校と改称
明治25年	1892	上妻尋常小学校と改称
明治42年	1909	高等科を設置し、上妻尋常高等小学校と改称
明治45年	1912	全校舎改築
昭和 3年	1928	講堂を新築
昭和14年	1939	福岡県知事より「旌表旗」受賞
昭和16年	1941	上妻国民学校と改称
昭和22年	1947	上妻小学校と改称
昭和23年	1948	2校舎（東校舎）を新築
昭和27年	1952	県教育委員会より教育評価に関する研究委嘱
昭和30年	1955	教育評価に関し、県教育委員会より感謝状受賞
昭和34年	1959	地方教育に関し、文部大臣より感謝状受賞
昭和36年	1961	学校給食に関し、県教育委員会より感謝状受賞
昭和37年	1962	鼓笛隊の誕生
昭和42年	1967	創立90周年記念事業プール建設
昭和43年	1968	上妻小父母教師会、県より表彰状受賞
昭和49年	1974	新校舎完成（危険校舎解消）
昭和52年	1977	創立100周年記念式典挙行
昭和54年	1979	体育館改築
昭和58年	1983	上妻小父母教師会、県より表彰状受賞
平成 3年	1991	市教育委員会指定研究委嘱研究発表会
平成 7年	1995	県学校教育会の研究指定委嘱発表会
平成 8年	1996	市教育委員会研究指定委嘱
平成 9年	1997	学校給食文部大臣表彰
平成11年	1999	県教育委員会研究指定研究発表会
平成13年	2001	筑後地区算数教育研究会
平成15年	2003	校旗を新調
平成16年	2004	市教育委員会研究指定研究発表会（11月12日）
平成18年	2006	運動場東南に土俵設置
平成18年	2006	ＬＤ・ＡＤＨＤ通級教室「なの花教室」開級
平成19年	2007	土俵に屋根設置
平成20年	2008	わくわく畑（野菜づくり）増設
平成21年	2009	福岡県重点課題研究指定研究発表会（10月28日）
平成21年	2009	食育・体育研究に関し、福岡県より感謝状受賞
平成21年	2009	特別支援学級「なかよし」開設
平成22年	2010	福岡県学校保健・安全・給食優良校特別優秀賞受賞
平成23年	2011	学校給食文部科学大臣賞受賞
平成23年	2011	西日本書き方大会小学校の部　優勝
平成24年	2012	体育館改築
平成24年	2012	八女市二学期制に移行
平成24年	2012	地南ジュニア美術展特別学校賞
平成25年	2013	市教育委員会研究指定小中連携研究発表会
平成25年	2013	租税教育に関し、八女市税務署より感謝状
平成25年	2013	全教室にエアコン設置
平成26年	2014	プール改築
平成28年	2016	文科省　コミュニティ・スクール導入等促進事業
平成29年	2017	コミュニティ・スクール開始
令和2年度	2020	生徒一人一台　クロームブック導入　（GIGAスクール構想）